2012/1/12 木曜日

毎年恒例の餅つき大会

Filed under: 未分類 — 松本祐 @ 12:54:20

1月8日(日)に、恒例の餅つき大会がせらら工房前の中庭で開催された。最近は毎年250名以上の参加者希望者があるので午前と午後の2部に分けて行なっているが、お知らせしてからわずか、数日で満席となる大盛況の中で、お施主様との楽しい交流会となった。

当日は、お餅つきや模擬店、パフォーマンス芸人(バルーンマン)なども登場し、特にお子様などは、数日前から指折り数えて・・・という位楽しみにされていた。私が幼い頃は、お正月を控えた年末などは、どこの家庭でも、ペッタン、ペッタンと餅つきの杵音が聞こえてきたものだが、そう言えば最近余程の行事がないとお目にかかれなくなってしまった。

餅つきの主役は、社員大工さんたちだが、ほぼツキあがった頃小さな杵で小さなお子さんも参加できるので、ヨイショ、ヨイショの掛け声と共に、熱気と笑いの渦に包まれた。

私も毎年、今年はどんなお客様とお目に掛かれるかな・・・・子供のようにワクワクしてその日を待つ。5年以内の方も多いが、10年、15年、20年前からのお客様も参加される。そんな方とは、私自身が営業〜設計〜現場〜お引渡し〜お引渡し後の家庭訪問など全てを担当していたので、「あの時は会社もまだ小さくて・・・」と懐かしく思い出されて昔話に花が咲く、これが一番の楽しみだ。

また、60代だったお客様が、もう80代になったと聞き、ああ、あの頃は私も40代に入ったばかりだったか・・・と、時は容赦なく過ぎ去るのを感じ、一日一日を大切にそして、感謝しながら生きて行かねばと改めて思った。

また、お子様の成長の早いのにも驚く。
5歳だった子が、15年経つと20歳になるのは当たり前のことだが、「えっつ、あの子が・・・!?」とすぐにはその時を埋めきれない。可愛い○○ちゃんだったのが、美人の娘さんになられて、・・・もうびっくり。私が作ったあの家でこうして一人ひとりが成長され巣立って行かれる・・・本当に家づくりっていい仕事だなとしみじみと思った。

一年に数回は、こうした交流会を通じてお客様の暮らしぶりを聞かせていただき、その中からいろんなニーズを引き出し新たな商品の開発や改良に役立っている。その結果「百年健康住宅がこんなに進化するんだったら、もうちょっと待てばよかった!」と笑顔でお叱りをいただくのだが、お客様の目には「私が選んだ会社は間違っていなかった」との安心感とも映る。

一番の反響は、まず「本当にいい家を建てていただいてありがとうございます」に続き、「とにかく暖かくて、年々その有り難さを感じる」というものだ。仕事をさせて頂いた上に、いつまでもこんなに感謝いただけるなんて、私は幸せ者だ。

また、創業以来お正月の2日よりすべてのお客様の御宅に新年の挨拶に伺っているが、皆さん喜んで迎えてくださり中には恐縮され「こんな暖かい家を作って頂いただけで有難いのに、こんな遠方まで・・・・・もう、(大変ですから)来年はいいですから」とおっしゃる方もいらっしゃる。でも、お客さまが元気でいらっしゃる間、家が建っている間は、毎年必ずご挨拶に伺わせていただきたいと思っている。

留守のお客様からこんなお便りもあった。

松沢です。 
お世話になります。

 本日は、お忙しい中、年末のご挨拶にお越しくださりありがとうございました。
タオルと「住まいのお手入れ読本」受け取りました。 

せっかくお越しいただいても、留守がちでお会いできていないことのほうが多くてすみません。 
今年は、ここに来て寒さの厳しい日が多いですが、FP&床暖房の我が家では暖かく過ごすことができて大変助かってます。

普段はすっかり慣れてしまい気づきませんが、よそのお宅に行った時にその性能の差に愕然としてしまいます。本当に近代ホームさんにお願いして良かったと思います。 

ところで長男が、来春から中学生になります。そろそろ子供部屋に仕切りをつけることも考えねばと思ってます。ここ1,2年の間にはと考えてますので、そのときはよろしくお願いします。 

それでは良いお年をお迎えください。 ====    

松沢 英二

(※お名前は、仮名にさせていただきました。)

 

 

2012/1/9 月曜日

勇気を頂いた、一通のお便り

Filed under: 未分類 — 松本祐 @ 19:53:55

創業して間もないころ、知人から「これは、松本さんの人生を変えるかもしれないよ」と言って渡されたひとつの講演テープ。それは、「人生100年時代に 私たちはどう生きるべきか」というの内容だった。経営の指針となるものを探していた私は”これだ!”と苦しい時も順調な時にも、繰り返し繰り返し擦り切れる位このテープを聞き、人生の指針とした。

それまで「人生100年時代が来る」なんて真剣に考えてもみなかった私だが、「そうだ!そうだ!その通りだ。今からその準備をしておかなければ大変なことになる」と思い立ち、では住宅も100年間健康で暮らせるような家を創らなくては・・・・と数日後には特許庁に「百年健康住宅」という商標登録して、研究・開発・普及にとこの道一筋に歩いた30年だった。

その田中真澄先生 http://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-990.htmから、年末に励ましのお便りを頂いた。

著書83冊、講演回数8000回というモチベーション講演者としては、誰でもが認める第一人者である。私にとっては雲の上の人だが、75歳になられる現在も超人的な若さで今も全国を飛び回っておられる。一度聞いたらまた聞きたくなるという素晴らしい講演をされ、繰り返しご講演を拝聴するファンも多い。お話を聞くと元気になるとても勧めの講演会だ。

そんな先生から頂いた一通のお便り、これまでの人生を認めて頂けたようで本当に嬉しかった。
 

松本 祐 会長様

松本会長様、このたびは12冊目のご新著『住まいの原点』をご贈呈賜り、誠にありがとうございました。心からお礼を申し上げます。

ご著書を拝読しながら、200年住宅に対する松本会長様の情熱が、私にもひしひしと伝わってまいりました。それは、東日本大震災を経験した日本人に、これだけは分かって欲しいと思われている日頃のご自身の思いに、非常に強いものがおありだからだと存じます。

それだけに、今回のご著書は、これまでで最も素晴らしい内容になっているように感じました。 

 

その内容も実に説得力がございます。それは、松本会長様が、長年、積み上げてこられた豊富なご実績がバックにあるからだと存じます。

私を含めてご著書を手にした読者は、住宅に対する考え方が震災後、大きく変わってきたことを、否応なく知らされたと思います。

いや、もっと言えば、松本会長様のお考えに接して、新たな時代認識を手にできたのではないでしょうか。それだけ、素晴らしいお考えです。

そのことから、松本会長様は、住宅業界から出現された思想家・哲学者のようなお立場の方であると申せましょう。したがいまして、今後も、業界のためはもちろん、私たち日本国民のためにもさらなるご提言を次々と賜りたいと存じます。

東日本大震災によって、私たち日本人は、経済的にも、精神的にも大きな痛手を負いましたが、一方で、現状に甘んじていた私たちを覚醒させてくれました。その一例が住宅に対する固定観念が、松本会長のご指摘の通り、大きく変わりつつあることです。

 

(中略)

私は、講演会を通して、参加者の皆様が、私の提言を素直に聴いてくださるようになったことを痛感しております。国民の一人一人が、しっかり生きていこうと自分なりの生き方に目覚めつつあると思います。

この機会を、日本の大きなターニングポイントにすることを、リーダーの立場にある方々は、明確に認識する必要があるかと存じます。

幸いに、松本会長様は、その先頭にお立ちいただいておられます。

これからの益々のご活躍をお願い申し上げます。

私も、及ばずながら、できる範囲で、日本再生のために努力してまいりたいと心に期しております。

(後略)

田中 真澄

 

 

 

2012/1/7 土曜日

笑うに笑えない話

Filed under: 未分類 — 松本祐 @ 19:10:51

明けましておめでとうございます。

昨年の暮れに、九州の実家のリノベーション(民家再生工事)をやっている件で帰省した。
住宅ローンの関係である地方銀行の支店長から聞いた笑うに笑えない話。
国のゼロ金利政策により貸出金利で利益が取れなくなった銀行が、預金者に手数料が多い信託預金での運用を進めているが、今元本割れがひどく、酷いものは50%を切っているとか。

他人ごととして聞いていたが、石橋を叩いても渡らない位の私の弟も、88歳になる老母も、退職金を数年前に貰ったばかりの義兄たちも、みなこの配当が高いという触れ込みの外貨建て信託預金を買って、半分以下まで下がって大損しているとか。これも、ファンドの運用先である為替相場の急激な円高と株価の暴落が原因のようだ。

 「投資は自己責任で」という原則を忘れ、定期預金のような気軽な気持ちで買った人たちは「元金が割れるなんて聞いてなかった!」と反旗を翻し、行員はそのクレーム処理で、日々の業務にまで支障が出るほどだとか。
 

プロの投資ファンドは資金を株などから引き上げキャッシュポジションにしているそうだが、預金を余りしていない人が一番被害が少ないとは皮肉な話だ。

こんな時一番の投資は 住宅ではないだろうか?地震対策や震災からの復興に貢献することにもつながる。今住宅ローンの最優遇金利は、なんと1%も切り、0.9%代になっている。預金なんかするより、ゼロエネルギー(創エネルギー)の200住宅を作り、数々の減税を受け、多額の還付金を手にして、快適な暮らしをする方が余程いいと思うのだが。

2011/12/12 月曜日

機械に頼るECOハウスって、何年持つのだろう?

Filed under: 未分類 — 松本祐 @ 14:06:42

先日のパナホーム、積水ハウスに続いて、大和ハウスが、「蓄電池+太陽光発電を搭載したスマートハウス本格投入」という記事が、業界紙であるプレハブ新聞の一面にあった。20数年遅れてやっとか・・・・、という感も否めない訳ではないが、日本のリーダ―的企業が省エネ・エコの大切さに目覚め、大きく舵を切ったということは、とても素晴らしいことだしこれから住宅業界のトレンドにも大きく影響を与える快挙だと賛美を送りたい。

私は20数年来、著作や講演、そして実際の施工現場を通じて、その大切さを繰返し啓蒙し続けてきただけに、選んだ道に間違いは無かったと感無量のところだ。高耐久そして省エネ・エコハハウスの先達者としてこれを機に大いに門戸を開き、技術を公開し、更に我が国の住宅の進化の一助になるように、という気持ちから今月の23日に新著「住まいの原点」エール出版を緊急出版することとなった。

震災後は、人の価値観も大きく変わり始めた。外見から中身、包装紙から実質的な性能・品質にと。
命を守るための家、今の高い技術力を持ってすれば「何にもしなくても、エコ住宅ができる」という秘訣も詳しく述べた積りだ。門外不出としたデーターや施工のノウハウなども、惜しみなく公開した。願うことは、対策や準備ができる前に、いつか来るであろうと言われる関東大震災、東海地震、東南海地震が、一日でも遅くやってくることだ。

ただ、ひとつだけ気になることがある。
最近のエコ住宅の大半が大型蓄電池を使ってのエコハウスであるということだ。まず、携帯の電池を思い出して欲しい。パソコンの電池を思い出して欲しい。IT技術が進んで最先端の充電技術と思われるものだが、充電を繰返すとだんだん電池がバカになり、時間が経つごとにダメになっているというこの現実。

今、蓄電技術は進んでいるから・・・という声も聞こえてきそうだが、気になるのは私だけだろうか?
それに、コスト高だ。ほとんどの会社がこの畜電池を含めたエコハウスの機械の値段が400〜500万円UPとある。大和ハウスの発表だと旧省エネ基準の一般の家と比べると年間26万8550円の削減になるとあるが、ジ―ヴォという省エネ住宅が前提だという。確か?ジーヴォは、高性能だから坪・20万円位高くなるのは仕方がないが、それに加えて更にエコ仕様分が坪・10万円で計坪30万円UPか、・・・確かにメリットが大きいから商品化されているとは思うが、基軸が”機械もの”だから、耐久年数にも限りがあることだろう。15年? 20年? 25年?・・・ いずれにしても、人生100年の時代を思う時に、機械に頼るエコ住宅は、ほんとうのエコになっているのだろうか?と疑問符が出る。

『何もしないで、エコ住宅』とうのがわが社のキーワードだが、ここ2年で150棟以上完成したわが社の200年住宅(蓄電池やエネファームといった特別の機械なし)の実績を見ると、全室冷房・全室暖房をして、”ゼロエネ”という本来の目標を超え、成績のいい人だと+9万4千円〜+5万円(年間)が戻ってきている現実を見ると、これがほんとうのエコと言えるのではないだろうか。

2011/12/10 土曜日

震災後、住宅のトレンドが大きく変わった?!

Filed under: 未分類 — 松本祐 @ 12:16:59

昨日12月9日の日経新聞を開くと、積水ハウス、純利益83%増 2〜10月 戸建て販売単価が上昇 分譲住宅・マンションは低迷 という記事が目に飛び込んできた。東日本大震災後は、全ての業種にも言えることだが、特に住宅業界は、次々と家が流される、あの大津波の恐怖が繰返し放映されたせいか、一時期お客様の足はぴたりと止まった。まだ、その影響を引きづり苦戦する会社が多い中、住宅業界のトップ企業とはいえ、なぜこの時期に営業利益が、70%増の好業績を出せたのか不思議に思えて、続く詳細記事に目を走らせた。

いったい何が売れているの?と思って、見てみると何と電力不足懸念による節電意識の高まりを背景に太陽光発電システムや燃料電池といった創エネ機器を搭載した新築住宅の割合が期初(70.6%)に比べて大幅に増加して78%を占め、戸建て販売単価が上昇したためだということが分かった。

二年前の09年は売上約9000億円で最終▲約100億円の最終赤字だった時から比較すると、売り上げも123%増の1兆1120億、経常利益498億円とは、凄い躍進だ。企業努力も当然あることだろうが、何よりも大きな勝因はお客様のトレンドが大きく変わったということだと推察できる。

そう言えば、先日パナホームが同じく太陽光発電+エネファーム搭載の省エネ・エコ住宅の発売を発表し、今年3000棟の販売を目指すとあった。どこも、省エネ、創エネ住宅にシフトしたようだ。とてもいいことだともろ手を挙げて歓迎する。坪単価50万円前半で発売していたメーカーが70万円と4割前後UPしているにも関わらず、確かなニーズがあるというのは驚きだ。

我が社にも震災後、200年住宅の基礎・構造の凄さとゼロエネルギーの魅力で、お客様の来訪が絶えない。
技術の向上はもちろん、20数年前に「百年健康住宅」(今でいいう”省エネ・エコハウス”)発売時から年々コストダウンをしている強みで今では、五十万円台/坪〜のまま価格を据え置き、提供できることで更に大きく花開いているようだ。
来年は、いよいよ、”創エネ住宅元年”か、と20数年遅れてやってきた時代の大きな変化に目を丸くするばかりだ。

 

2011/11/27 日曜日

未来への手紙

Filed under: 未分類 — 松本祐 @ 14:38:40

世は、昭和から平成に変わった平成元年、私は一大決心をした。
それまでの「桧造りの家」の仕事を全て断り、人も、建物も100年間、元気で過ごせる家を創ろう!・・・・と。

それからというもの何かにとりつかれた様に、3年間は一日も休まずにその研究開発と普及活動の為にがむしゃらに働いた。
当時社員は、7名位だったが、時代が早過ぎたのか、始めて3年位は中々売れなかった。
苦しかった〜っ。
つい、家族には弱音を吐くこともたまにはあったが、後を振り向くこともできず、ただひたすら、前に向かうしかなかった。

そんな時、私は、自分宛てに20年後夢が叶った姿をイメージして、未来への手紙というものを書いて、ややもすると決心が揺らぎそうになる自分の心を奮い立たせた。それを机の硝子板の下に挟みこんで、辛くなるとそれを繰返し読み続けた。

事務所を整理していたら、偶然20年前のその手紙がみつかり、懐かしくあの頃の苦い思いを懐かしくことを思い出した。

まさか、20年後、国の認証を受けたあの「200年住宅(超長期優良住宅)をここ2年弱で150棟も建てるような会社になるとは正直思ってもみなかった。”心に描いた夢は必ず叶う”というが、正に正夢となったのだ。

 

未来への手紙
                               平成4年1月1日
みんな良くやってくれてますよ、頭が下がります。
この「百年健康住宅」を広めることが、楽しくてしょうがないんでしょうね。
ありがたいことです。

絶対に伸びますよ。こんなにいいものが世の中に広がらないわけありません。今は、棟数に拘ることはありません。だって、世の中にいいことをしているんですから、・・・。
それにいずれ売れるようになりますから。
時間の問題です。
それより、一棟、一棟大切に作っていくことですね。
そうすると、必ず広がっていきますから・・・。

焦らないで、もっとじっくり、いい仕事をしましょうよ。
きっと、上手くいくようになりますから。
いい仕事をしているのに、苦しみながらなんてつまらないですよ。
仕事は楽しみながらやるものです。
生きがいにしていきいきしている人って、素晴らしいですよね。
 

2011/11/13 日曜日

MOK(松本さんと大いに語る)プロジェクト

Filed under: 未分類 — 松本祐 @ 17:54:23

ビデオマガジン(社員教育用ビデオ)でおなじみのプロックス社主催の講演会「日本を元気にする」の講師として、東京品川の会場で数百人の参加者を前に、私の人生観「ピンチの中にチャンスがある」を話す機会をいただいた。大好評のうちに無事役目を終えることができ、肩の荷を下ろしたが、それを機会にまた、いろんな素晴らしい方との出会いがあり、松本さんの話をもっと(5時間位聞きたい)という有志4名が集まることになった。
そのメンバーがまた、豪華版で 「人と経営研究所」所長 大久保 寛司氏
http://wisewords.holly.holy.jp/?eid=351312
あのリッツカールトン元支社長で「人とホスピタリ―研究所」所長 高野 登氏 http://jhs.ac.jp/guide/toprunner/toprunner3891.php
グレートスモールカンパニー 著者でジャーナリストの 瀬戸川 礼子氏
http://76653926.at.webry.info/

スタートから童心に戻って、こころの底から笑い転げるような楽しい時間であり、あっという間の4時間半となった。
それぞれが、サービス業のプロであり、セミナーの講演家であり、多くの書籍のベストセラー作家でもあるいう共通の所もあり、一見偉い人ばかりだから、ちょっと肩苦しそうに思えますが、その空気を読む力というか、コミュニケーション能力の達人ばかりで、笑いの中にも深い話があり、真面目な経営学の中にも”オトボケ”ありでまるで、異次元にいるようなひとときだった。

その中で、大久保寛司氏の腹を抱えて笑えた話を一つ紹介しましょう。
ある銀行の支店長の話
自宅に帰ってからも不機嫌で「うちの支店のやつはみな馬鹿ばかりで、本当に疲れる・・・最近の奴はなんであんな馬鹿ばかりなんだろう」と怒りをあらわにする夫に「みな馬鹿ばかりだから、あなたは支店長までなったんでしょう?! 社員の方がみな優秀な人ばかりなら、きっとあなたはまだ、ぺいぺいの平社員のままよ」と妻。

どこにでもあるような内輪話だが、真理を得ているだけに笑えるし、わが身に刃物を突き付けられたような鋭さとぼけながら語るその語り口に、教育するセミナーのプロのすご技を垣間見たような気がした。

2011/9/20 火曜日

省エネ住宅の幕開け

Filed under: 未分類 — 松本祐 @ 18:46:37

昨日、日経新聞を開くと一面トップ記事に「政府は、今年度より一層の住宅省エネ化を推進し、壁・屋根などの高断熱化、窓の二重化、太陽光発電などの住宅省エネ化を義務づけ、普及促進のために施主には減税や補助金、施工業者にも減税などの補助金が支払われる」との計画を発表し、2020年からは、新築の許可条件となった」とあった。正に省エネ住宅の幕開けと言っていい。

不許可まで、わが社が22年前から取り組んだことから考えると、30年も遅れることになるが、それでも大きな一歩だと思う。原発事故に始まるエネルギー不足、地球温暖化による熱中症の多発、高齢化社会での深刻な冬の寒さ対策、住宅の短命化による経済負担などを考えても、もっと早く手を打つべきだとことあるごとに言い続けてきた。

それが国として受け止められ法律が施行されるという意味では、感無量のところもあるが、性能の低い住宅がまだ、9年先まで許可されると思うと、充分な理解もされずに建てられてしまう施主は、どうなるのだろうか・・・?と心配になるのは私だけだろうか。

2011/8/7 日曜日

北から、南から・・・・震災後の潮流の変化を感じた!

Filed under: 未分類 — 松本祐 @ 9:51:57

九州の実家の弟からも柱と屋根だけを残して全てを再生するリノベーションの依頼がきた。話を聞くと今の家はとにかく冬は「寒くてたまらん!」し、夏は「暑くてたまらん」。だから最初は母屋(約100坪余り)を壊して、もっと小さな新築を考えいろんな所を調べてみた。しかし、隣に建っている兄貴の家(FP工法の家)に1年ほど使わせてもらったのでよく分かるが、他の家とは全然違う、あの快適さはFPじゃないとできない」ということが分かった。新築は無理だからリノベーションであれ位の快適さはできんやろうか?という。

「もちろん、できるよ、本当にやりたいんなら兄弟だから幾らでも力を貸すよ。」
それからとんとん拍子に計画が進んできた。

 着工が迫った先日「もうひとつだけ教えて下さい!と電話があった。話を聞くと、昔ながらの「田の字」型の旧民家調の家、とにかく光熱費がバカにならんと言う。電気代とプロパンガスが毎月8万円掛る。暖房が必要な冬場はそれ以外に灯油代が2万円ほど掛って光熱費は合計で10万円ほどになる。それにお袋も年老いて88歳となった。離れの兄貴の家(ゲストハウス)に行くのも雨の日や夜は足元が心配だから、最後はこの母屋を温かくして、私たちが気を配りながら一緒に暮らしてあげたいんだという。
 

この両方を叶えるには、時々近代ホームのホームページを読むと、典朗(社長)の家がほとんど電気代ゼロで生活できるとあったね、それをばあちゃんに話したら、「そりゃあ、よかね・・・」他のことは我慢するから、是非太陽光発電を載せて作って貰ってくれといっているという。今子供が3人(海外や国内で)大学・高校にいっているので学費で大変だけど思い切って、FP工法にしてオール電化住宅太陽光発電5KWでやりたいから頼むよ、と言ってきた。

 また、先週同様にこんな話があった。
北海道の知床半島の根元に根釧原野という牧場を42年ぶりに訪ねた。私が19歳の時に牧場経営を目指し修行をした家だ。その後、牧場主は4回ほど規模拡大のために引っ越したそうだが、今は70代となり老夫婦が趣味でやる程度で、重労働の酪農を辞め、手が掛らないひつじを飼っていた。

規模を小さくしたといっても20ヘクタール位はあったが、そこに建てたばかりのこじんまりとした新居があった。見るからに樹脂サッシュの高気密高断熱住宅だった。家の中に入ると外は30度近くの真夏日だったが、家の中はクーラーもないのにひんやりとしていた。高気密高断熱住宅そのものの空気で、仕事場に戻ったようで懐かしい。話を向けると「松本さんから時々送ってくる本を隅から隅まで読んで作った自慢の家なんです。本当に快適です」と想像もつかない答えが返ってきた。感激だった。

続いて驚いたのは、自宅から10mほど離れた広い牧場の端に鉄骨で組んだ10KWの太陽光発電まで載っていた。オール電化住宅なので、年間帰ってくる売電のお金が50万円ほどあるという。
 

北から南までやっぱり、もう全国どこへ行っても、”時代の潮流の変化”は始まっているんだ、と改めて感じた。時代が私たちの出番を待っている!そう強く思った。
  

 

2011/7/10 日曜日

オヤジ! 電気代が思ったより安かったよ。

Filed under: 未分類 — 松本祐 @ 13:44:29

次男が、昨年新居を建て、近況を報告に来た。来るなり「やっぱり、200年住宅は凄いね、電気代が思ったより安かったよ」と嬉しい報告。実は、この家は久しぶりに私がペンをとって設計した家だ。昔はよく図面も書いたものだが、最近は、設計のスタッフも増えたので少し遠ざかっていたが、さーさーと描いた割には意外とイケていると自画自賛の家である。

しかし、立地条件は決して良いとは言えない。西道路に面し、交通量も多く、普通に建てれば西日と騒音に悩まされそうな家なのだ。この2つの問題を解決するための切り札として、まず水周りのゾーンを思い切って西側につくり、その騒音と西日を遮断した。西道路の宅地で設計者が一番悩ますのが、窓とデザインの関係だ。例えば、道路側に窓一つもない家を造るとなんだか「のっぺらぼう」で目と鼻がない顔のようでカッコ悪い家が出来上がる。かといって、デザイン重視で窓を大きくとるとそれこそ、西日が強く5月頃からエアコンガンガン掛けないと暮らせるものじゃない。2m×2mの窓から入る熱量は、なんと2000kcal位あるので、ちょうど6畳間用のエアコン一台分の熱が入る計算になるからだ。

あそこがトイレ、あそこが浴室などと透けて見える我が国の家と違って、欧米の家などは、同じような窓がバランスよく配備されてデザイン的にも美しく、外観からは家の間取りが分からずプライバシーが完全に守られている。今回のデザインのコンセプトが、窓と壁とのバランスの美しさを取りながら、”省エネ効果”をいかに増大させるか、であった。

西日の熱沙と騒音を遮断するために、私は、思い切って、西側の窓を全てダミーの窓にしてその内側は、分厚いFP高断熱パネルで断熱した。(FP工法採用)こうすることでトイレの窓だから小さくとか、浴室だからプライバシーを考えてとか、この位置には窓は作れないとかいう制限から解放され、完全な黄金律に近い場所に美しく窓を配置することができた。

外からは完全な窓だが内側は壁で鏡や洗面台のコンポーネント収納、などが壁一面に設置されているのだから、窓からの採光は期待できないが、マンションやホテルのことを考えてみると、トイレや洗面所には窓はなく、お化粧する時などは自動で点灯する照明をつけることもできるし、換気も完全にできているので窓開けて臭いを外へ出しながら用を足すことなど、今の生活ではあり得ない。結果として氷つくような真冬でも暖かく、また真夏でも涼しく洗面・脱衣ができるし、外からの目線も気にせずに浴室を使え、車の騒音も全くしなくなった。一挙両得ではなく、正に一挙三得だ。

前置きが長くなったが、その結果の省エネ効果だが、驚くほど電気代が安くなった。
建物は、32坪ほどのオール電化住宅で、FP工法を採用したレンガ積みの家だ。もちろん、ガス代の出費はない。冬は、全室床暖房をつけっぱなし、夏は全館空調の家で涼しく快適に暮らしているようだ。熱帯やから解放された羨ましい家だ。今流行りの太陽光発電は、コストも安く百数十万円代で付く、一番小型の3KWを搭載した。

その結果であるが、
4月 太陽光発電(売電)13,248円 使用電気代▲7318円 
    差引:5930円のプラス。(省エネじゃなく、まさに”創エネ”だ)
5月 太陽光発電(売電)12,576円 使用電気代▲5604円
    差引:6972円のプラス。
6月 太陽光発電(売電) 7728円 使用電気代▲5528円 
    差引:2200円のプラス。(梅雨のせいか、発電量が少ない)

「冬はどうだった?」と聞いてみた。「最初の冬だったので床暖房を掛けっ放しでどの位の電気代になるか、調べてみたが、意外と安かった」という答えが返ってきた。請求書を見てみると・・・・・、
2月太陽光発電(売電)5856円、使用電気代 ▲12,803円
    差引:6954円のマイナス

冬の 一番寒い時期。意外と発電量が少なく見えるが、昼間床暖房を掛けているとそれを使った余りが余剰電力として、計上される数値であることを付け加えたい。真夏も同様だ。昼間日射量が多いので太陽光発電の電力で大半の空調の電力を賄うことができる。

梅雨が明け、猛暑続きで毎日のように真夏の電力不足が叫ばれているが、家の性能をもう一ランク良くすると、仮にエアコンを全室つけたとして、性能のよい冷蔵庫のようにほとんど稼働しない『保冷状態』が続くので、電力不足など起こらないということをもっと多くの人に知ってもらいたい。

今回の家も6月が2200円のプラスという実績からして、 料理、照明、エアコン、浴室の給湯、パソコン等の電化製品など全ての生活エネルギーを加えても、多分6月からの電気代は2000〜3000円増える程度だと思われる。年間を通すとまさに、「ゼロエネルギー」から家がお金を生んでくれる「創エネルギー生活」が実現できそうだ。

体の弱いお年寄りや子供の熱中症から身を守るのに、我慢だけを強いるのではなく、”省エネ性能を上げる家づくり”を国がもっとリーダーシップをとって、またTV・新聞などマスメディアを使って、是非啓蒙して欲しい。

真夏のデーターがでたらまた報告します。

 

 

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