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創業者 松本 祐ROOM

良い家づくりは人づくりから・・・社員大工の育成を始める!
(これまでのあらすじ)社長・松本祐は、昭和24年佐世保生まれ。牧場経営を目指し東京農業大学畜産科へ入学。しかし、対販売にめざめ八百屋やバーテンダー、ラーメン屋、薬局店長を経て住宅会社に転職、トップ営業マンとなる。が、誠意のない営業最優先の社風が嫌で飛び出し、「お客様に満足していただける工務店」をめざし昭和57年近代ホーム(株)を創業する。父の死をきっかけに「百年健康住宅」をめざしFP工法の一本化を打ち出すが、お客様の反応は冷たかった。苦しい資金繰りの中施工実例を建設。日本初の宿泊体験施工実例が誕生。予想以上に効果をあげ有力な“営業マン”となってくれた。

創業当時から大工の確保には苦労しました。15年程前、腕のいい棟梁は気難しいものでした。腫れ物に触るように付き合わなければならないのです。
お客様も一生に一度の大きな買い物ですから、途中で変更など当然発生します。それを棟梁に話した途端ヘソを曲げてしまうんです。「道具を下げる」(この現場の仕事はもうしない!)と言い出す始末。

大工の絶対数が足りなかった当時、彼らにしてみれば幾らでも仕事はある。それはもう職人天下。そんな中、やっと捕まえた棟梁に辞められたら、後の手配がつかない。平身低頭して機嫌を直してもらっていました。“これじゃどっちがお金を払っているか分らない!”という言葉を必死にこらえながら…。
反対に手の粗い職人は確かに言う事はよく聞きます。しかし仕上がりがよくなかったり、生産性が低く、なかなか採算に合いません。
そんな事で悩んでいた折、青森のある工務店の親父さんから「うちの息子とその友達が東京に出たいと言うので、お宅で修業させて貰えないか」という話がありました。頼まれたら断れない性格、結局仕方なく引き受けました。
最初は大変なことばかりでした。
「ハイハイ」と素直に返事をするが、いっこうに行動は伴わない。「やる気があるのか」と怒鳴っても「はい」と答えるだけで、相変わらず昼休みは漫画を読み続けたり、朝もなかなか起きて来なかったり、“大変な子を預かったな”という感を抱いていました。
棟梁たちも初めは育てたがりませんでした。教えるということはたいへん根気が必要で、手間ひまがかかり自分の仕事が進まない。やる気が見えれば別でしょうが、漫画を読んでいるような子供達を棟梁たちは本当に嫌がっていました。
それでも1年経ち2年が過ぎると、若い大工達も変わってきました。少しずつ仕事を覚え、動きも違ってきました。棟梁たちもそんな彼らを見て、だんだん楽しみになり、少しずつ面倒をみるようになりました。そんな頃、若手棟梁会「あすなろ会」の初代会長である齋藤君が入社してきました。
この子はお施主様の息子で、当時は高校3年生。お母さんに付き添われ、大工になりたいと当社に訪ねてきたのです。その子も一緒に教育を始めました。
5~6年過ぎ、やっと一人前の棟梁になろうかという時に、一人が突然「青森に帰る
」と言い出しました。理由は結婚。折角育てたのに…
もう少し我慢してお礼奉公して帰るのが常識ではないか?と憤慨したものの、本人たちの意思も固い。さらに相棒も一緒に帰るという。結局2人とも失い、がっくり気を落としました。
しかし、これがきっかけで、前々からの夢である「自社での若手大工育成」に本格的に乗り出しました。気難しい昔気質の職人を相手していては未来はない。やはり社内で育てないと…
大工の育成というと、ほとんどの会社は授業料を取って教えるのですが、わが社は入社早々から給与と賞与を出し、道具も買い揃え、かかる経費はたいへんなものでした。苦しいながらもこれができたのは、わが社は営業を置かず、広告費などを掛けなかったからだと言えます。もし立派な施工実例を建てて、大々的な広告を出して…というようなところではとても教育までできなかったことでしょう。
最初の子供達で手を焼いた経験や失敗の中から、大工育成のノウハウができました。まさに“万事塞翁が馬”です。
入社すると1ヶ月は徹底的に道具の使い方や最低限の建築知識、職人としての心得などを教えます。ここで一通り機械や道具を使えるようになり、現場に送り出します。
現場に配属して1~2ヶ月。少し緊張の緩む頃、有名な「地獄の特訓」という外部の研修会に出します。

 そこでの1週間の合宿中、これまで経験したことのない厳しい訓練を受けることになります。甘えた学生気分は吹き飛び、たくましい元気な若者になって帰ってきます。夜間歩行30㎞やプロ意識の植付け、徹底的なマナー訓練など、多少前近代的とも思えるスタイルですが、今の若い人にとってかえって新鮮に映るようです。
研修を終えて帰ってきた彼らは、力を出し切り別人のようです。声はガラガラ、気持ちだけが前に出てるように、ぎらぎらした目で「ありがとうございました、良い研修を受けさせていただきました」とド迫力ある挨拶をしてくるんです。こちらが感動して目頭が熱くなるものです。
入社してきた若手社員大工は、私の息子達を含め、20数名になりますが、今ではわが社の一番の財産となっています。


▲現在の頼もしい斎藤棟梁

職人さんの高齢化が進み、どの会社も若い職人の確保に苦労している中、わが社の社員大工は年々、目を見張る成長ぶりを見せてくれています。現場でも、ご近所の方からお褒めの言葉を度々いただきます。
朝7時頃から現場のトイレを毎日一生懸命に掃除している。次に竹箒を持ち2~3軒先のお宅の前まで綺麗に掃いている。そして毎朝気持ちのよい挨拶をする。おかげで近所からの仕事もたくさん頂けるようになりました。
若手の棟梁たちは昔気質の職人さんと違い、最初からものづくり哲学や「使命感」を学んでいくので気持ちが真っ直ぐです。長年付き合っている業者さん達に「社長の気持ちを一番理解し、一番行動に移しているのが若い棟梁たちですね」と言われるようになりました。


-つづく- (松本 祐)

 

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