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お知らせ家づくりコラム① 花粉症で辛い!健康住宅なら花粉症対策がバッチリ!
花粉症で辛い!健康住宅なら花粉症対策がバッチリ!
毎年春が近くなってくると始まる花粉症。今年も花粉が徐々に増えてきました。
鼻はムズムズ、ズルズル、目はチカチカ。マスクとティッシュが手放せない日々の始まりです。
一言で花粉症と言っても、いろいろな種類があります。最も有名なスギ花粉に始まり、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど、アレルギー反応を示す花粉にも個人差があります。
飛散時期もバラバラで、スギ・ヒノキは1月~5月、カモガヤは3月~11月、ブタクサは8月~10月に注意が必要です。
せめて家の中だけは、花粉症のことを忘れて身も心も穏やかに過ごしたいと思うのは、花粉症に悩まされるすべての人の共通の願いでしょう。
これを実現するには、まずは「花粉を家の中に入れないこと」、そして「家の中に入った花粉を外に出すこと」が重要になります。
しかし、窓や玄関の開け閉めをすることをやめることなどできるわけがありません。100%花粉を家に「入れない」ことは、はっきり言って不可能です。
そこで、今度は花粉を家の外に出すことができれば良いわけですが、窓を開ければまた新たな花粉が入ってしまうかもしれません。
さて、いったいどうしたら良いのでしょうか。
たとえ花粉症の季節真っ只中であったとしても、花粉から解放される家があるとしたら?住んでみたいと思いませんか?
果たしてそんな家はあるのか、あるのであれば、どんな家なのかについて、解説をしていきます。
1、そもそも家の中でも花粉症が辛い理由は?
スギやブタクサを観葉植物として家の中に置いているわけでもないのに、家の中でも花粉症がツラいのはなぜなのでしょうか。
家の中で花粉症に苦しまなければならない原因は、「花粉が家の中にもあるから」に他なりません。
では、いったいどんなルートで花粉は家の中に入ってくるのでしょうか。以下に見てみましょう。
1−1衣服などに付着した花粉
外出して屋外を歩けば、知らない間に花粉をたくさん浴びています。目には見えなくても洋服に花粉がつくのは自然なことです。 洋服に花粉が付いた状態で家に帰れば、家の中に花粉を持ち込むことになります。そのままの洋服で過ごしていれば、帰ってからも目や鼻の周りに花粉が舞うのは必然であるといえるでしょう。 また、毎日の洗濯物やふとんを外に干すことも原因になります。 洗濯物やふとんを外に干すのは普通のことですが、朝から夕方まで外に干したものは長時間にわたって花粉にさらされています。 それらを家の中に取り入れれば、言わずもがな、花粉も一緒に家の中に取り入れることになります。 そしてその花粉が付いた服を身に付けたり、布団に寝れば、特になにかをしなくても花粉が目や鼻の周りを舞うことになります。 できれば洗濯物は室内に干し、ふとんは室内の日当たりの良いところに立てかけて干すか、布団乾燥機を使うのが理想的です。1-2、外部からの侵入
花粉が飛ぶのは主に春や秋で、気候の良い季節です。 窓を開けて家の中の空気を換気するにはぴったりです。この窓を開けて行う換気が、直接的に家の中に花粉を取り込むことにつながることについては、特に説明をしなくてもお分かりいただけるかと思います。 しかし、問題なのは、閉め切っていても侵入してくる花粉です。 花粉はとても細かく、わずかな隙間からでも簡単に侵入することができます。 家自体の気密性が低く、隙間があいた家であれば、どんなに閉め切っていても花粉は家の中に入ってきてしまうのです。 隙間風が多い家は花粉が入りやすい家であると言うことができるでしょう。 また、家の中の空気の排気が適切に行われない家は、入り込んだ花粉を外に出すことができないということなので、花粉が家の中に滞留する家です。 どんなにこまめに掃除をしても、くしゃみや鼻水が止まらず、家の中でも長いこと花粉症に悩まされることになるでしょう。2、高気密住宅で家の中の花粉対策ができる?
皆さんは、「高気密住宅」という住宅の名前を聞いたことがあるでしょうか。 高気密住宅とは、特殊な断熱材を壁、屋根、床に隙間なくぴったりと入れて家全体をすっぽりと包むように施工した家のことです。 上記で、気密性の低い家は花粉症にはやさしくない家であるという旨を既に述べました。 では、気密性の高い家であれば、花粉症に悩む必要のない家であると言えるでしょうか。 答えは「イエス」です。 実際、高気密高断熱住宅は、あらゆる観点から花粉症に強い家であると言われています。 ここからはその理由を説明していきましょう。2−1 高気密住宅は、空気が密閉されているため花粉が入りにくい!
高気密住宅は、家の外側の空気と内側の空気を遮断することができるので、窓を開けたり、外出先から持ち帰るなど、直接的に家の中に花粉を持ち込む以外のルートからは、理論上は家の中に花粉が入ってくることはありません。 もちろん、絶対に入らないわけではなく、家の中の空気循環を促すために最低限の給気を行いますので、正確には「無駄にたくさんは入らない」ということになります。2−2 換気システムを上手に利用し、室内の花粉は外へ
高気密住宅では「空気が密閉される」と聞くと、家の中の空気が循環しないような、息苦しそうな印象を受けるかもしれません。 しかし、高気密住宅を建てるうえで、計画換気システムは常にセットです。 設計段階から、適度に新しい空気を取り込み、古い空気や無駄な湿気を排出する仕組みが精緻に計算されて組み込まれています。 計画換気システムに空気を取り込む機能がある以上、給気口から花粉を取り込むことももちろんあります。 全くゼロにすることはできません。 しかし、高気密住宅の場合は、空気の取り込みは給気口からに限定されており、密閉した状態で排気を行うため、家全体の空気を動かし、入ってきた花粉を常に家の外に出すことができます。 通常の高気密住宅の計画換気システムで十分に花粉症対策は可能ですが、それでもやはり微量の花粉でも一緒に給気するのは心配、またはどうしても気になる方や重度の花粉症の方は、換気システムの給気側にフィルターを追加して設置することもできます。 フィルターを設置すると、圧倒的に花粉の流入をシャットアウトすることができるので、安心です。 実は、高気密住宅には、機能的にも法的にも24時間換気システムが必要です。具体的には、2003年の建築基準法改正により、住居などの居室では、1時間あたり0.5回以上の換気量(換気回数0.5/h)を確保する換気設備の設置が義務付けられました。 1時間のうちに家の中の半分の空気を入れ替える必要があるということです。
花粉症の時期に限らず、きれいな空気の中で過ごせるということにはメリットがたくさんありますね!
【参考元:国土交通省「シックハウス対策パンフレット」】
2−3 洗濯物は室内干しに
家族の人数が多ければ多いほど、洗濯物の数も多くなります。 そして、洗濯物を外に干せば、洗濯物に花粉が付くのはわかっていても、室内干しをすることのデメリットが気になって、毎日室内干しをすることには抵抗があるかと思います。 洗濯物を室内干しにするにあたって気になるデメリットは、以下ではないでしょうか。- 乾かない
- 悪臭
- 湿気によるカビ・ダニが心配
2−4 プラスしたい日常的な対策
基本的には上記の高気密住宅ならではの性能を理解し使いこなせれば、かなりの割合で家の中では花粉症から解放されて快適に過ごすことができるはずです。 さらに、それにプラスして、下記の対応を取れば、鬼に金棒です。- 玄関で花粉を払い落とす
- 上着はツルっとした素材のものを着る
- 空気清浄機を設置する
- つらい花粉症の症状も、自宅では安心できる
本稿では、家の中では花粉症を気にせずにリラックスして過ごすための健康住宅はどのようなものかについて、以下のことをお伝えしました。
| ① 家の中でも花粉症が治まらないのは、家の中に花粉が入り込んでいるから。 ② 家の中の花粉症を避けるためには、花粉を「入れない」ことと「出す」ことが大切。 ③ 質の高い高気密で換気システムがしっかりしている住宅なら、花粉症対策はバッチリ! |