分かっちゃいるけど…

デザインセンター岩崎です   地方地方で食べ物等が変わるのは当然なのですが、変わって困るものもありますね。 「寸法」…さすがにこれは行く先々で違っては混乱するでしょう(^_^.) ……と思うのですが、実は建築の世界では違うことがあるのです。 柱と柱の間隔の寸法を「間」(ケンと読む)といって1.82mが基本! 、                          ………………のはずなのですが、 20170630201739 これが地方によって違うのです。 建物の大きさあらわすのに、よく間口3間の奥行き4間とかいったりします。 関東では5.46mX7.28mとなりますが、山陰地方では5.955mX7.94mとなります。 山陰地方では1間が1.985m、私はむこうで建築の仕事を始めたので、 当時はどこでもこの寸法なのだと思っていました。 しかしながら、山陰でも壁の下地に張る石膏ボードの大きさは1.82×0.92mなので、 わざわざ柱、間柱の上にまた1本、「胴縁」という木を横に取り付けてボードを貼っていました。 20170630201800 どうしてそんなことをするのかと大工さんに聞くと 「柱、間柱は反ってくるから、直に貼らない方がいいんだよ<`ヘ´>」 なるほど! と何も知らない当時の私は納得しましたが、   後々ツーバイフォーをやることになり この工法は、ボードなどは柱、間柱に直貼りしなければ成り立たず、 当然ボードなどの規格の1.82m×0.91mに合わせなければならないのです。 20170630201748 同じ大工さんにやってもらったところ、 「やっぱり、この寸法でやった方がボードのロスもないし、なにしろ仕事が楽でいいね。」(@_@;) ~分かっちゃいるけどやめられない♪~ 、                はたして、その本当の理由は何なんでしょ(ー_ー)!!す

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