家づくりコラム② 家を建てるなら注文住宅!?知っておきたい注文住宅のメリット・デメリット

  家には、それぞれイメージや理想がありますよね。   あなたにとっての「家」とは何ですか?   寝る場所、家族団らんの場所、いつか叶えたい夢のひとつ、ステータス・・・人それぞれ想いやイメージは違いますが、共通するのは「安らぎ、幸せの場所」ということではないでしょうか。   幸せの象徴ともいえる家を持つことは、多くの人にとって人生のビッグイベントのひとつです。   では、実際に家を建てるためにどんなプロセスが必要になるでしょうか。   今回は、まず最初に気になる「注文住宅」で家を建てるか、「建売住宅」で家を建てるかについて、そのメリットデメリットをご紹介していきます。     1、家を建てるなら2つの方法がある!   家を建てるにあたっては、注文住宅を建てる、または建売住宅を購入するという2つの方法があります。   「家を建てる」ということは、人生でも1、2を争う大きな買い物です。   それぞれにメリットとデメリットがあるのはもちろんのこと、そもそも両者にどのような違いがあるかについて見ていきまししょう。     1−1注文住宅とは?   「注文住宅」とは、一言でいうとオーダーメイドの住宅です。   内装・外装のデザイン、建築工法、間取り、設備等をハウスメーカーや工務店等の施工会社と相談しながらご自身の希望や理想に合わせて自由に選択することができます。   また、住宅の建築を行う土地の有無によってプロセスに違いが出てきます。   相続による土地を取得した場合、またこれまで住んでいた住宅を取り壊した場所に新しく住宅を新築する建替え等、既に手元に土地がある場合は、住宅のみを注文して建築することになります。   一方で、まだ土地がない場合は、ハウスメーカー等と一緒に土地を探すところからスタートすることになり、土地を取得してからどのような住宅を建築するのかについて検討していくことになります。   住宅に対する夢や希望がある方、ライフスタイルに応じたこだわりがある方には、自由に理想を叶えられる注文住宅がピッタリです。     1−2建売住宅とは?   「建売住宅」とは、ハウスメーカー等の不動産会社がまとめて購入した土地に建てられた新築一戸建てのことです。   購入者は土地と建物をセットで購入することになります。   外観、設備、間取り等のデザインはハウスメーカー等が提案する標準的なスタイルやプランで統一されます。   売り出された一画には統一されたデザインの住宅が建つので、街並みがきれいに揃います。     2、憧れの注文住宅!そのメリット・デメリットは?   せっかく「家を建てる」なら、やっぱり注文住宅が良い!こだわりの家を建てたい!と考える方も多いでしょう。   なんとなく注文住宅のほうが建売住宅よりもかっこいい、夢が大きいと思いがちですが、100%優れている、というわけでもありません。   購入前にきちんとメリットとデメリットを整理しておきましょう。     2−1、注文住宅のメリットとは?   憧れの注文住宅には、もちろんメリットがたくさんあります。   夢を膨らませながら詳細に見ていきましょう。 2−1−1、自由度が高い   注文住宅の最大のメリットは、なんといっても自由度が高いことです。   内装・外装のデザイン、建築工法、間取り、設備、ハウスメーカーや工務店を希望と予算に応じて自由に選ぶことができます。   不動産会社が一括して土地を取得し、建物は標準的なスタイル・仕様となる建売住宅は、 近隣住宅と統一されたデザインとなるのでまとまりがあるように見える一方で、個性がありません。   この点、注文住宅であれば、外装・外構が自由に選べますので、近所と同じような見た目にはなりませんね。   また、建売住宅は土地の取得に重点を置いており、その分建物にコストをかけないように安い部材を一括購入して建築を行うことが多いです。   そうすると耐震や断熱等の見えない部分のコストも削られてしまうことがあり、十分な安全性能を備えていないこともあるかもしれません。   注文住宅の場合は、納得のいく基準のものを自分で選べるので安心ですね。   間取りについても、最初から決められたものを購入する建売住宅と比べ、注文住宅は自由に設計することができます。   例えば、家族が集まるリビングは広く取りたい、趣味のための防音室を設けたい等、自由に決めることができます。   他にも、子供たちの成長に合わせて将来は部屋を分割できるようにしておきたい、ゆくゆくは車椅子生活になるかもしれないからバリアフリーに移行できるようにしておきたい等、リフォームに備えた作りにしておくことも可能です。   設備についても同様で、お料理好きの奥様のためにオーブンを作りつけたい、共働きで忙しいご家庭であれば家事時短のために食器洗浄機を付けたい、掃除が楽な洗面台にしたい等の希望を叶えることができます。   お子さんがいらっしゃる場合は、既に通っている保育園・幼稚園に引き続き通える距離か、転校せずに通える学区内で引っ越せるか、等についても気になるところですね。   条件の合う土地から自由に探すことができる注文住宅であれば、問題なく新生活に移行できます。   「夢を叶えるために、壁紙は何色にしようか?」「家族が集まる部屋の照明はどうしようか?」と、ひとつひとつ吟味していく工程はとてもワクワクします。   自分や家族で一つのものを作り上げていく共同作業、これも自由度が高い注文住宅だからこその醍醐味です。     2−1−2、予算の調整が可能   注文住宅は高いと思われがちですが、あらかじめ予算を施工会社にしっかりと伝えておけば、予算の範囲に合わせて調整をしてくれます。   どこにこだわりたいのか優先順位をつけて、予算をかけるところとかけないところの濃淡を分けるようにすれば予算の調整は十分可能です。   また、コストダウンのために安い部材を使って建築する建売住宅は、良い部材を使って建築する注文住宅に比べると当然ながら劣化が早いです。   つまり、注文住宅のほうが建築後のメンテナンス費用が比較的安く済むと言えます。   アフターサービスや保証が充実している傾向もあります。   ぱっと見ただけだと注文住宅のほうが高く感じるかもしれませんが、建築後に数十年住むことを見越してトータルでコストを考えると、実は注文住宅のほうがお得なのです。     2−1−3、施工会社を選べる   ハウスメーカーや工務店等の施工会社を選ぶことができるのも、注文住宅ならではです。   当社のように健康に暮らすことができる住宅づくりを重視したメーカーもあれば、建物のデザイン性に自信がある工務店等、それぞれの特色と欲しい住宅のニーズを合致させやすいです。   いくつか施工会社を調べて、実際に話を聞く等の比較検討をすることで、希望やライフスタイルに合った施工会社を選ぶことができます。     2−1−4、現場をチェックできる   不動産会社主導で完成する建売住宅と比べると、注文住宅は最初から最後まで自らが施主として現場をチェックすることが可能です。   基礎工事から立ち会うことができるので、どのような工事が行われているのか最後までしっかり確認することが可能です。   場合によっては、基礎工事前の地盤調査や改良からチェックすることもできます。   また、疑問があればその時点で担当営業さんと話をすることもできますし、施工会社側にも「見られている」という意識が作用するので、手を抜かないで工事をしてくれます。   世間では「手抜き工事」や「欠陥住宅」等のニュースが後を絶ちませんが、工事中にこまめに現場に通って、施工会社の担当者さんとコミュニケーションが取れていれば、心配事が減りますね。     2−2、注文住宅のデメリット   以上では注文住宅のメリットについて述べましたが、当然ながら良いことばかりではありません。デメリットもきちんと知って納得しておくことが大切です。 2−2−1、価格が高い   建売住宅と比べると注文住宅は価格が高い、というのが世間一般のイメージであることに間違いはないでしょう。   不動産会社が土地を一括購入し、統一的かつ標準的な住宅をまとめて建築する建売住宅に比べると、一件だけのために部材を仕入れる注文住宅のほうが建物自体にかかるコストが多くかかるのは必然と言えます。   建物だけでなく、土地と建物を別々に購入することになる注文住宅の場合は、それぞれの決済タイミングも別々となり資金計画が繁雑になります。   また、よくあるのが、こだわりを反映させようとするあまり、次々と工事や設計の変更が生じて追加費用が発生し、予算オーバーになってしまうことです。   先にこだわりポイントの優先順位を決めておき、ある程度は妥協するということも、時には必要です。   さらに、意外と盲点となりがちなのが、外構等の建物以外の費用がかかる点です。   土地を購入する場合は、土地の仲介会社へ支払う仲介手数料が必要ですし、建築する土地によっては地盤改良の工事費用が必要になることもあります。   窓に付ける網戸やカーテンレールは別売であることも多々あり、建築が完了してから気付いて驚いた!なんて話もあります。   既にローンを組んでいる住宅や賃貸住宅から、注文住宅に住み替える場合も注意が必要です。   土地から注文住宅を購入する場合は、土地の決済を先に行うため、既存住宅にまだ住んでいるうちから土地のローンの支払いもスタートすることになります。   そうすると、しばらくの間は現在お住いの住宅のローンや家賃と新しいローンの二重を支払わなければなりません。   最初の資金計画できちんと把握しておかないと後から驚くことになってしまうので要注意です。 事前によく確認しておきましょう。     2−2−2、入居までに時間がかかる   全てがオーダーメイドの注文住宅の建築では、建物の設計や見積もりの段階でかなりの時間を要します。   間取り、外壁、内装のコーディネート、照明、設備等を全て選べる分だけ、多くの迷いが生じます。   打ち合わせが必ずスムーズに行くとも限りませんし、家族の中でも意見が割れてなかなかひとつに絞れないことも実はけっこうあるのです。   次回の打ち合わせまでに、自宅で考えていかなければならない宿題もあり、相当な労力を要します。   施工業者が決定してから契約、打ち合わせ、その後の工期までを考えると、5~8か月程度の期間を必要とします。   建物が既に建っていればすぐにでも入居可能、長くても3か月程度で入居できる建売住宅と比べると、かなりの差です。   土地探しから始める場合は、もっと長い期間を要することになります。   新居への引っ越しと同時に、転勤やお子さんの転校を伴う場合は、余裕を持った計画をしておくことが必要です。     2−2−3、完成までイメージがわかない   極端な話ですが、注文住宅はイメージだけで施工会社と契約することになります。   もちろん、建築に入るまでの過程で図面や3D画像を見て、間取りや外観のイメージすることはできますが、あくまでも参考である、と言うこともできるでしょう。   いざ完成してみたら、「ちょっとイメージと違ったな」なんていうこともあるかもしれません。     3、注文住宅を建てるにはこんな人におすすめ 注文住宅にも建売住宅にもそれぞれの良さがあり、どちらも一長一短です。   選ぶ基準は、ズバリ、どちらが好みか、です。   下記のような方には、ぜひ注文住宅をおすすめします。     ■〇〇な家が建てたい!という希望やこだわりがある ■既に土地がある ■家づくりにまつわる繁雑な手続きを楽しめる ■優先順位を付けられる ■長い目で見てトータルでコストを安く抑えたい     人生にたった一度である可能性が高い住宅の購入ですから、注文住宅を手に入れて夢を実現するプロセスを楽しんでみてはいかがでしょうか。   思い描いたマイホームが完成したときの感動は、何物にも代えがたいですね。     4、自分にぴったりの注文住宅を建てるなら、まずは相談から!   注文住宅と一言で言っても、多くのハウスメーカーや工務店等の施工業者があります。   まだ注文住宅にするか建売住宅にするかが決まっていない段階でも、住宅購入を検討しているのなら住宅展示場の訪問や施工業者が開催する相談会に出向く等、積極的に複数社にいろいろな相談をしてみることをおすすめします。   話を比較する中で、自分には注文住宅と建売住宅のどちらが向いているのかを判断することができるはずです。   私たち近代ホームも、パートナー候補のひとつとして、いつでもご相談を受け付けています。   神奈川県を中心に百年健康住宅を展開している当社は、住宅に関するどんなご相談でも大歓迎です。   また、よりご納得いただけるように、無料の体験宿泊などを通じて注文住宅のリアルをお伝えしていますので、から、ぜひお気軽にお問合せください。   フォームからの送信が難しい場合は、お電話またはメールアドレスにご連絡いただくことも可能です。   近代ホームは、「真の意味で家族の命を守る存在となる家」、「家族のしあわせと健康を支える礎となる家」として『百年健康住宅』を造り続けてきました。そこに住むご家族が安心・安全に100年でも200年でも済むことのできる終の棲家を築くという想いが込もっています。   それぞれの夢や想いがたくさん詰まった住宅購入は人生の一大イベントです。   しっかりリサーチして、納得のいく素敵な住まいをぜひ手に入れてください。   <<近代ホーム株式会社>> 住所:横浜市港南区港南台4-21-17 電話:045-833-2622 Eメール:info@100kj.co.jp